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2025.04.23
ウィスラーカップ2025 派遣レポート Vol.1:U14
今シーズンもナスターレース協会が主催する2大会より8名の派遣選手を選抜しました。ドリームグランプリからU14男女各1名の計2名、そしてジャパンカップよりU14から男女各1名とU16から男女各2名の計6名を選抜し、コーチ5名、現地コーチ1名の全体14名で日本チームを結成し32ndウィスラーカップ2025へ参加いたしました。
32nd Whistler CUP 2025 を振り返って
U14 女子
佐々木 里和子SASAKI Riwako
北海道 / HOKKAIDO
初めてのウィスラーカップで 見つけた新たな目標
私はウィスラー初出場ですごくワクワクしていました。ウィスラーに着いた時、すごい大きなゲレンデといろんな国から来た選手たちの姿にとても緊張してました。レース本番では不安と緊張で自分通りの滑りができず、目標としていた優勝には届きませんでした。自分の確認不足なところや気持ちで負けていて悔しい気持ちもあったけど、他の選手の滑りを見て自分と違うところがいっぱいあって、特に優勝したヨーロッパの選手は安定感があって自分はまだまだかなって思いました。 他の国の選手と交流できたのもこの大会の思い出です。自分のわかる単語を並べて片言でしか喋れなかったけど、なんとか通じることができました。言葉が違ってもスキーという共通の目標があるからこそ仲良くなれるんだと思いました。今回のウィスラーカップでは自分の実力不足を感じると同時にもっともっと上を目指すという気持ちが強くなりました。次にこういうチャンスが来た時には悔しい思いをしないように、今年の夏から日々の練習を大切に全力で取り組みたいと思いました。そしてもう一度世界の舞台にたってチャレンジできるようにこれからも努力と感謝を忘れずに取り組みます。 ウィスラーカップを通して私はスキーの楽しさ、今スキーができる幸せを再び感じることができました。このような機会を与えてくださったのは、私たち選手のために尽くしてくださっている関係者の皆様のおかげです。成績が良かった日もうまくいかなかった日も、ウィスラーカップで得た経験は私の中ですごく良い経験になりました。これからももっと成長できるように努力を続けていきますので、今後も応援よろしくお願いします。本当にありがとうございました。ありがとうございました。
U14 女子
角谷 柊采KADOYA Toa
北海道 / HOKKAIDO
ウィスラーで感じた世界、 そして自分の成長
私は初めての海外遠征で、最初は不安というよりも楽しみな気持ちが勝っていました。ですが、ウィスラーに着いた時に不安がとても強くなりました。ですが、初日や2日目、SLなど滑っていくうちに不安もなくなったし、スキーがとても楽しかったです。SLでは思った滑りができず、スキー人生で1番悔しい結果でした。また、それと同時にパラレルレース中に転倒しけがをしてしまい、大会の全てのレースに参加できなかったこともとても悔しかったです。自分の力が発揮できなかったのも悔しかったし、GSは得意種目であったので勝ちたかったです。 海外の選手とはチームリレーの時に話せて日本のことやその子の国のことを話したりしました。みんなフレンドリーで話しやすかったです。ウィスラーのスキー場は日本のスキー場と比べ物にならない位の大きさで、そのコースによって雪質や斜面が違うので滑っていてとても楽しかったし、世界大会の雰囲気を味わえました。この遠征と大会で経験したことをずっと忘れないで、自分の夢であるワW杯出場を目標にして頑張りたいです。 今回、日本からウィスラーに行くために予選会に連れて行ってくれたり物の準備を手伝ってくれた両親と技術のことやスキー選手にとって大切なことを教え続けてくれている地元のコーチや今回引率のコーチ、ウィスラーカップに出場できる機会をくれたナスターレース協会のみなさんにとても感謝しています。
U14 男子
成田 悠隼NARITA Yuto
北海道 / HOKKAIDO
越えた壁と、これから越える壁
僕は海外2度目、海外レース初出場という浅い経験の中、しっかり自分をくずさず、いい準備、いいコンディションで大会に臨むことができました。結果はGS優勝、SL DNFでした。GSは2位に1.81という大差をつけての優勝とかなりいいレース内容になりましたが、SLは1本目でDNFしてしまいました。SLのセットはかなりのストレートセット、斜度もありスピードが出る上にインターバルも短いというかなり苦手なセットでした。スタート前「苦手だから」というネガティブな考えが頭にありました。日本のレースでの課題でもあったスタート前の自信、自分を信じる気持ち、これが少し足りませんでした。そしてGSも含め海外のバーン、海外のコース、これにも圧倒されてしまいました。今回のレースで感じたことは、コースの難しさと体格の差です。ただ技術では負けてないと感じました。この夏、体を大きく、デカく、強くして体では絶対に負けないと胸を張って言えるように努力します。 海外の人との会話はほとんど初めてで緊張しましたが、会話をはずませ仲良くなることができました。友達をたくさん作ることができてとても嬉しかったのと同時にスキーを通じて国や地域を越えて、上手い下手関係なく仲良くなれる、友達になることを実感して、スポーツの素晴らしさを改めて感じました。 中学生という未熟な僕たちを海の向こう側へ連れて行ってくれたナスターレース協会の方々とコーチ、スタッフのみな様本当にありがとうございました。来年、再来年、必ず大きく強くなって帰ってきます。そしてその後もワールドカップや世界選手権、オリンピックでトップに立ちます。そして日本スキー界を盛り上げていきます。これからも応援よろしくお願いします。必ず帰ってきます。I’ll be back!
U14 男子
森田 匡MORITA Omi
北海道 / HOKKAIDO
初めての世界大会で見えた自分のこれから
僕は今回初めて世界規模での大会の出場となりましたが、やはりまず最初に感じたことは体格の違いです。まず、海外の同学年に会ったときの感想が「でかっ!」でした。どの年代もそうですが海外の人たちはみんなすごく身長が高かったです。ですが、ものすごくみんな細い木の枝みたいでしたが、みんな速かったです。それはやっぱり海外の雪質やバーンや斜度に慣れていたからだと思いました。ですがそれを言い訳にできるわけもなく海外の難しい斜度などバーンを滑りこなせてこその速さだと思いました。なので技術的に負けていると感じてとても悔しかったです。そしてこのムズかしいバーンに苦戦してしまいいつもの滑りをすることができませんでした。来年U16ではさらに敵がふえますが来年も決めてU16でも通用する滑りができるようにがんばりたいです。そして海外は何と言ってノリの良さです。みんなノリよくおどったりしゃべったりとても楽しかったです。中には10人ほどサインプリーズといってきてサインを書いてあげて、センキューと大声で言われて、ものすごく友達になれてよかったです。 大会の雰囲気に関してですが日本よりみんな集中していて日本よりみんな仲間を応援したりしてみんな楽しく大会に臨んでいたと思います。僕の今後の目標や夢は、まず目標としているのは全国中学、JOCの両種目優勝することです。そして僕の将来の夢はワールドカップポイントで総合優勝を取れるようなトップの男になることです。そして僕の両親は3人兄弟なのでとてもお金がかかっていると思います。なので、さらにがんばらなきゃいけないし、親孝行しなきゃなと思いました。いつも合宿費や大会費、道具のお金を出してくれてありがとうございます。これからもがんばります。そして今回の遠征に来れたのも、滝下コーチ、佐藤コーチ、畠中コーチやいろいろな方々の手伝いがあってこそです。まだウィスラー U14は通過点でしかありません。これからもサポートよろしくお願いします。
そして今回の遠征費用を負担してくださったナスターレース協会のみなさま本当にいい経験になりました。また来年、再来年もここにこれるようにかんばります。これからもよろしくお願いします。コーチ、トレーナー、両親、協会のみなさま、チームメイトには本当に感謝しています。これからもよろしくおねがいします。
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