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- 2023.05.23
- ウィスラーカップ2023 派遣レポート Vol.3:U16男子
- 2022-2023シーズンは当協会主催のジャパンカップとドリームグランプリの2大会、N-POINT RACE(東北決勝大会)の計3大会よりU16クラスの選手6名(男女各3名)、U14クラスの選手(男女各2名)を選抜し、引率コーチ5名、現地コーチ1名を含め、全体16名で日本代表チームを結成しウィスラーカップに参加致しました。
- 30th Whistler CUP 2023 を振り返って
- U16 男子
- 草野 隆之介KUSANO Ryunosuke
- 北海道 / HOKKAIDO
- ウィスラーカップへの挑戦と得られた教訓
- 今回ウィスラーカップに出場して思ったことは自分が思っていた何倍も強い選手やコースがありとてもびっくりしました。また、自分がスタートにようやく立てたと感じました。大会に出場する前は1位を取るつもりで行きコースも日本とほとんど同じかと思っていましたが後になってから自分がどれだけ未熟で甘い考えをしていたことに気がつきました。
次に自分の滑りです。SGでは最初の方で抜けてしまった理由として下半身がうまく動いてなく内足の操作ができていなかったことです。次にGSです。1本目では自分の滑りをしようと思っていたがポジションが後ろになってターンが後半になってしまい、スピードが止まってしまった。そして、ラインの取り方が下になってしまったのでもっとターン前半から高い腰の位置から入ってターンをできればよかったです。2本目ではそのミスをしないようにしました。それで、自分ではそのミスを修正できて良いターンをできたと思いました。だが、ターンとターンとの間で前ではなく上に抜けていたのでそこをもっといかせられればいいと思いました。SLでは1本目でこけてしまいました。こける前の滑りでは自分でもいい滑りをしていました。あとスピードをもっとつけたいと思いました。そしてミスをしてしまった時は斜面変化で胸がおきてしまい板をうまくとらえられなかったことです。
次に海外の選手とのコミュニケーションでは、苗場で友達になった人と出会ってより仲が深まったと思います。また、カナダチームの子と友達になれましたしノルウェーの子やスイスの子とスキーのことで話せたのでとても楽しかったです。大会の雰囲気はみんなとても楽しそうでみんなで尊敬しあっているのが伝わってきます。また、とても人が優しかったので良い雰囲気でした。
そして、今後の自分の目標はまず高校1年の後半あたりで30番以内のポイントをとり高校2年ではトップになるべく勝つようにする。そして高校3年で1位をとる選手になること。そして、人間性のところでも認められる選手になることです。
最後にナスターレース協会へのメッセージではこのような大切な体験を経験させてくれてありがとうございます。またコーチの方へは大会のレース運びやコース情報などを教えてくださりありがとうございます。家族にはウィスラーに行かせてもらってありがたく思っています。そしてこれからもよろしくお願いしますと伝えたいです。
- U16 男子
- 武岡 徳空TAKEOKA Toku
- 北海道 / HOKKAIDO
- 海外スキーレース参戦で得たもの
- ウィスラーカップに出場して思ったことは大会の雰囲気、コースの長さ難しさが日本とは全然違うことです。海外の選手は体格の大きさの違いです。
大会ではいつもの自分の悪いクセを出さないようにフリースキーから意識をして滑っていました。でも大会当日SGはビビってしまい全くうまくいけなくてGSは1本目10位ぐらいに入ろうと思っていました。でも1本目25位と良くなかったです。2本目はどこまで順位を上げられるかがんばりました。けど2本目は失敗して順位は落ちました。SLは1本目から細かくて少し振っている苦手なセットでミスはしたけれどリバースに入れたので2本目はしっかり攻めてトップとの差を少しでも縮められるように滑りました。海外レースの厳しさを知りました。
海外の選手と話したりご飯を食べたりしてとても楽しかったです。今後の夢はワールドカップで優勝することです。親にいつも反こうすることもあるのですがいつもお金やサポートしてくれて感謝しかないです。コーチやナスターレース協会のみなさん、大会をサポートしてくれて本当にありがとうございました。
- U16 男子
- 山口 純YAMAGUCHI Jyun
- 福島/ FUKUSHIMA
- 初めての海外レースで得た貴重な経験と感動
- 僕は初めての海外レース、ウィスラーカップに出場し思ったことや感じたことがたくさんありました。自分よりも身長が大きく筋肉の付き方も違う人と戦うことができてすごく良い経験をしたと思いました。
スーパージャイアントスラロームでは完走したのですが30位というあまり思うような結果はのこせなかったのですが、日本ではあまり行われない競技を海外で経験できてよかったです。ジャイアントスラロームでは28位という結果になりました。難しい斜面変化やウェーブなどもありうまく滑ることができずタイムが出ませんでした。けど、これを経験することによって日本のレースでも生かしていきたいと思いました。スラロームでは1本目で片反*をしてしまい結果を残すことができませんでした。海外の選手とタイムを競うことができずとても悔しかったです。
最後のパラレルスラロームでは僕は2戦出場しました。1回戦目は身長が190センチぐらいありそうな大柄な選手でしたけどビビらず戦い勝つことができました。すごく嬉しかったです。2回戦目は焦ってしまったのもあり転倒してしまいました。悔しかったです。この4つの競技を海外で経験し自分はまだまだなんだと改めて感じました。この思いを日本のレースやトレーニングにぶつけ頑張っていきたいと思います。コーチの皆さんご指導ありがとうございました。これからもがんばります。
*片反(かたはん):片足通過反則(かたあしつうかはんそく)の意味。アルペンスキー競技では両足のスキーがポールの外側を通過することで旗門通過となります。回転種目など旗門と旗門の間が狭い種目で起こりやすい反則です。この反則名を選手は略して「かたはん」と言います。