- NPO法人ナスターレース協会
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- 2019.05.28
- ウィスラーカップ2019 派遣レポート vol.1 – U14 –
- 今年も協会が主催をする3大会より10名の派遣選手を選抜しました。ドリームグランプリからU16の男女各1名、チャンピオンシップ(東北決勝大会)よりU16の男女各1名、そしてジャパンカップよりU14から男女各2名とU16から男女各1名の計6名を選抜し、コーチ6名、現地コーチ1名の全体で17名でのウィスラーカップ参加となりました。
- 27th Whistler CUP 2019 を振り返って
- U14 女子
- 吉田 芭菜Hana Yoshida
- 長野県北佐久郡 佐久長聖中学校
- ウィスラーカップに出場して自分の経験値は一段上がった。家族や周りの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
- 今回、私は4月9日から15日までカナダで開催されるウィスラーカップの出場権を得ることが出来ました。決まった時、嬉しさの反面不安もありました。なぜなら、中学校時代に全国大会の出場経験が無い私が世界大会のような素晴らしい大会に出ても良いのかと思いました。
実際ジャパンカップの成績は、コンビ1位、GS8位と、とても偏ったもので、私では無く、ふさわしい人がきっといると考えたりしました。しかし、出場権は自分で勝ち取ったもので、そんな弱い気持ちでいたらウィスラーカップに出場できない選手に申し訳ないし、せっかくの機会を無駄にするのはとてももったいないと思いました。出るからには現地での生活を含め、全てを吸収して沢山の事を学ぼうと決意しました。そして派遣当日をむかえました。一緒に行く選手たちは素晴らしい成績を残してきた人ばかりでした。そんな方々と行けて私は学ぶことがたくさんありました。しかし現地に着くともっとありました。印象に残っている一つ目は声の大きさです。日本人に対する声の大きさもそうですが言葉の壁にぶつかった私は、英語で何か話されたとき自分の話す事に自信を持てず、黙ってしまったり、小さい声になってしまったりする事が多々ありました。私に対して外国の選手が堂々と大きな声で話しかけてくれた時、憧れを持ちました。私もこんな風に自分に自信を持って堂々とできたらと感じました。二つ目は自己主張です。これは一つ目の事と少し重なるところがありますが、自分の意見を持たず相手に同調して会話を進める、または意見を持っていてもなかなか相手に伝える事が出来ないのは日本人特有の部分なのかなと感じました。コーチもおっしゃっていましたが、自分の意志をつたえることでそれが正しいのか間違っているのかを考えるきっかけとなり、そこから学ぶ事も多くあると感じました。
学んだことはこれら以外にも沢山有ります。もちろんスキーに対しても外国人の技術の高さや、雪質、コースの難しさなど、日本では絶対に経験することが出来ないことばかりでした。また、現地の人々のお話しが聞けたり、文化なども身体全体で感じたりすることが出来ました。
ウィスラーカップに出場できた事で自分の経験値は一段上がった気がします。ウィスラーカップに出られたのは、今までコーチがスキー技術を上げてくれたり、家族が後押しをしてくれたりしたからだと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。言葉にして伝えたいです。今大会においてサポートして下さった方々、本当にありがとうございました。
- U14 女子
- 中村 凛々花Ririka Nakamura
- 長野県茅野市 茅野北部中学校
- 優勝できなかったのは今の自分の実力。
U16になっても年齢など関係なく
優勝を目指します。
- 私はジャパンカップでウィスラーカップ行きを決めました。将来世界を目指すなら海外の大会にも慣れたかったし、私と同い年の子たちと戦ってみたかった、と言う思いがありました。ジャパンカップではライバルの子たちもたくさん出ていましたが、とにかく攻めて今まで以上に身体を動かしました。GS、コンビともに納得のいく滑りではありませんでしたが、ウィスラーへ行くことが決まりました。今回ウィスラーに来るまでに、ジュニアオリンピックで怪我をしてしまい、スキーができなかったり、ポール練習が出来なかったりした事が続きました。不安な気持ちも少しありましたが、とにかく身体を動かしてゴールに向かって攻めることが私の目標でした。そしてウィスラーカップに出てみると、日本とは違うことが沢山ありました。大会では時間がたとえ遅れてもそれをアナウンスしたりしないので、時間が分からず自分のペースを作れないことがありました。海外の選手に話しかけられても何を言っているのか分からず終わる事もあり、英会話は習っていましたが、もっと英語の勉強をしておけばよかったと後悔する事も多くありました。でも海外の選手と交流もでき、色々な経験をすることが出来ました。大会コースは、日本にはあまりないウエーブが沢山あり、急な斜面も多くありました。普段、ウエーブや急斜面での練習環境が無い私は、ビビッてしまいました。大会前日に大会バーンを滑ることが出来ないと言うこともあってか、GSもSLも1本目はとても悪い順位でした。SLでは1本目に身体を動かして滑ることが出来ず、いつもとは全然違う滑りになってしまいました。2本目の前は、私はとにかく集中していました。そしてアップもたくさんして身体をとにかく動かすようにしました。その結果、順位が10個も上がりました。タイムも2本目はトップの選手との差が1秒無いくらいで、1本目になんであんな滑りになったのだろうと、とても後悔しています。競技2日目のパラレルスラロームでは他国のチームの選手と力を合わせて準決勝まで行きました。
力は出しきったので悔いはないです。そして最終日のGSでは今シーズン最後の大会で気合が入っていました。1本目11位と言う結果で私は優勝しか目指していなかったのでとても悔しく、2本目はとにかく攻めました。その結果7位まで上がりました。優勝できなかったのは自分の実力がまだまだだからだと思います。来年はU16になるけど年齢など関係なしで優勝を目指して頑張ります。
最後にコーチの方々サポートありがとうございました。その他にお母さん、お父さん、応援してくださった方々、応援ありがとうございました。こんな結果だったけど来年は優勝しに行きます。これからもサポートよろしくおねがいします。
- U14 男子
- 鎌田 宇朗Neo Kamada
- 秋田県仙北市 角館中学校
- 今の滑りで満足せず、大きな大会でも結果が出せる選手になれるよう常に考え頑張りたい。
- 私は5年生の頃から毎シーズン初めに、北海道にチームで合宿に行きます。昨年までは周りの選手ほど、スキーに真剣に取り組んでいなかったと思います。その結果、昨年はジュニアオリンピックなどの大きな大会でも良い成績を残すことが出来ませんでした。そのことは自分でもすごく悔しいことだったので、今年は練習で滑る1本1本を大事にして、スタート前にしっかりと集中して滑る事を心がけていました。そんなこともあり、今シーズンは県中体連でGSが転んでしまいましたが、SLは2位になることが出来て全国中学に出場しました。全国中学では1年生ながら20番という良いスタート順をいただけたので、攻めの滑りをしましたが11位でした。入賞すれば何があるとかは特に考えないようにして2本目を滑りましたが、片足反則をしてしまい結果40位でした。すごく悔しかったです。来年は優勝したいと思います。その次の大きな大会はジャパンカップでした。昨シーズンは早生まれでU12のクラスなので、ウィスラーへの出場資格がありませんでした。しかし今シーズンはU14のクラスに上がり、ウィスラーへの出場権がかかる大会となりました。ウィスラーに出たいと言う思いで2種目頑張りました。ジャパンカップは1位と2位で2冠とはなりませんでしたがウィスラーへの出場権を獲得できました。嬉しかったです。でもJAPANを背負ってウィスラーに行くと言う責任もすごく感じました。初海外や、いつもの仲間と行くのではないことなどの不安もありましたが、ウィスラーは街も良くて、コーチの人たちも優しく接してくれて、サポートをしてくれたCSBAのたかさん、そらさん、しゅんほさんのお陰で不安は2日目ぐらいでなくなりました。大会2日目のチームイベントのリレー競技では、朝のゴンドラに並んでいるときに、外国の選手たちを見て自分が一番速いんだと言う気持ちでいました。競技では1戦目は不戦勝でした。2戦目で負けましたがその後は、作戦を変えたこともあり、勝ち続けて3位を取ることができました。自分はデュアルが初めてで楽しんで滑りました。チームの人とも仲良くなれたし良かったです。3日目のGSではコースが片斜面やコース自体が長くタフなレースになったと思います。1本目は、急斜面はなめらかに、緩斜面は動く事を心がけて滑りました。2本目は少し攻めきれなかったと思います。順位を落として落ち込みました。GS競技は前日のリレー競技とは違う空気でした。4日目のSLでは、1本目はゴールすることが大事と言う指示だったので抑えて滑った結果、5位でした。5位のようなあいまいな順位では終われないと思い、2本目は失敗しながらもせめて滑った結果、2位にあがることが出来ました。取るつもりの順位を取れなかったのは悔しいですがメダルを取れたので良かったと思います。今回のウィスラーカップで分かったのは、今の滑りで満足してはいけないことです。常に考えを追求し、自分にあった一番速く滑れるにはどうしたら良いかを考えていきたいと思います。
来シーズンは、大きな大会で決められる選手になれるように頑張りたいと思います。親やコーチに一言、優勝が出来なくてすみませんでした。でもウィスラーカップを楽しむことが出来ました。ありがとうございました。
- U14 男子
- 佐藤 レオンReon Satoh
- 北海道札幌市 札幌SSプロダクツスキーチーム
- 今回の経験を生かし、将来はワールドカップで
日本人初優勝をしたい。
- 今回のウィスラーカップでは海外選手と触れ合えて、すごく楽しかったです。シーズン初めの目標は、全国大会に出場する事でした。色々な経験をして来年につなげられるといいと思いました。ウィスラーカップに行けることが決まって嬉しかったです。ウィスラーはどんな所か分からなくて、最初は緊張しました。
でも知っている人がいたので助かりました。今回ウィスラーへ来るまでの事では、ラーメンが食べられなくなるのかと考えました。実際にウィスラーカップを体験してみて感じた事は、皆が英語で話していて、意味がわからなくてビックリしました。来シーズンはこの経験を生かして、また世界のレースで戦いたいです。将来は、ワールドカップで日本人初の優勝をしたいです。近い将来は、英語をしゃべれるようになっていっぱい外人と話せるようになりたいです。一週間ありがとうございました。
- Whistler cup 2019
Japan Team RESULTS : U14
- CATEGORY
- PL
- BIB
- NAME
- 1st
- 2nd
- TOTAL
- 7
- 10
- 中村 凛々花
- 1:14.92
- 1:15.83
- 2:30.75
- 25
- 16
- 吉田 芭菜
- 1:16.21
- 1:21.71
- 2:37.92
- 3
- 8
- 佐藤 レオン
- 1:15.54
- 1:15.04
- 2:30.58
- 4
- 17
- 鎌田 宇朗
- 1:14.27
- 1:16.34
- 2:30.61
- 8
- 14
- 吉田 芭菜
- 0:39.07
- 0:42.99
- 1:22.06
- 13
- 11
- 中村 凛々花
- 0:40.70
- 0:42.58
- 1:23.28
- 2
- 16
- 鎌田 宇朗
- 0:46.47
- 0:45.04
- 1:31.51
- 4
- 1
- 佐藤 レオン
- 0:45.44
- 0:47.41
- 1:32.85
- 4 tie
- 1
- U14女子混合チーム
- 日本(吉田/中村)・チリ・アルゼンチン・韓国
- 3
- 2
- U14男子混合チーム
- 日本(佐藤/鎌田)・韓国・スロバキア