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世界を見据えたスキー選手の育成。
NR MAGAZINE
ナスターレース・ウェブマガジン vol.3
  • 先を見据えた
    体制づくり
  • vol.3

ナスターレース協会の今後のサポート役割について

平澤

:全てを協会が行う事は現状出来ないです。また民間的な立場でやろうとすると財力的な問題も有ります。ただ今やろうとしているのはSAJときちんと足並みを揃えて連動していければと思っていますし、SIAとも足並みを揃えようとはしています。役割分担を今後はきちんと作っていければと思っています。

帰山

:やはり協会側からアプローチしていかないとなかなか前に進んでいかないと思いますね。色々なアイデアは有るのですが協会が段取りをしていかないと駄目かもしれません。

主催三大会を振り返って

今後、協会が一歩踏み込んだ立ち位置で強化・育成可能性

平澤

:シーズンのスケジュールにも問題がありますよね。今シーズンも試合、試合でまともに練習が出来る期間って12月しか無いんですよ。本当に育成しようとするのであればウィスラーに連れて行くべきだし、当然各国がやっていることだし日本もやるべきだと、トッポリーノもそう有るべきだと思いますよね。本当に育成を考えた時には根本的な部分での改革が必要だと思いますね。トレーニング出来る時間を作ってきちんと世界と対等に戦える選手作りを全国規模で考えていかなければならないと思いますね。
本当に協会がチームを組んでやるのが良いのかという部分もありますが、このまま手をこまねいていても堂々巡りなので何とかしてあげたいなと考えています。

帰山

:チルドレン世代を卒業した子供たちがこれから高校、大学でどれだけ伸びて行けるか、今までは逆に消えて行くのか常ですよね。今まで協会で120〜130名海外へ連れて行っていますが誰一人オリンピックに行けていない。W杯にも1名か2名じゃないですか、やはりFIS年齢になってからの部分が整備されて居ないというのが問題ではないでしょうか。例えば、ナスターを卒業した優秀な子達だけでチームナスターみたいな感じで夏の合宿、冬の合宿で高校生、大学生になってもこっちへ来れば?みたいな事を整えるって事は出来ますよね。

平澤

:あくまでも理想ですが、将来的にはクラブチームをきちんと作ってしまう事も出来なくはないですね。スキー場を経営している企業と組んでほかが出来ないところの年代をもっと上まできちんとサポートする。海外から優秀なコーチを呼んで世界を見据えてプログラムを組む事も出来ると思います。そして国内のレースより海外の試合に派遣すればいいのですから。極端な話を言えば高校まで作って、きちんとトレーニングと、本来やらなければならない勉強もしっかりして、現状の毎週毎週試合で、トレーニングも勉強も出来ません。みたいな現状を変えて、リタイアした後の選手たちの将来もしっかりサポート出来る体制を作れれば理想ですね。それが出来れば親御さん達も安心だと思いますけどね。今まで通りの道を進むか最終的なチョイスは選手側に有りますから。

そうですね、選択肢はあくまでも選手側と言うことですね。
本日はお忙しい中、長時間に渡りありがとうございました。
PROFILE
  • 平澤 岳 / Gaku Hirasawa
  • NPO法人ナスターレース協会 会長
  • ‘94 リレハメルオリンピック日本代表 / ’98 長野オリンピック日本代表。2 回のオリンピックに出場、世界選手権1回出場、ワールドカップは8シーズンにわたり転戦し日本アルペンのエースとして活躍2002年に現役を引退。現在はNPO法人ナスターレース協会会長。
  • 帰山 聡夫 / Akio Kaeriyama
  • NPO法人ナスターレース協会 副理事長
  • 日本体育大学スキー部入部後、トッププロスキーレーサーとして活躍。ヨーロッパ、北米のレースを転戦し、1996年ナスターレース協会事務局員としてナスターレースの普及とチルドレン関連の総合プロデュースを行う。㈱ゴールドウイン所属、チェアースキーヤ等一部選手サポートもしています。

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