- NR MAGAZINE
- ナスターレース・ウェブマガジン vol.2
- ジャパンカップと
ウィスラー派遣 vol.2
- vol.2
- 帰山 :
- 天候にも恵まれていつも通りという感じでしたね。ただ参加人数が今回も予想していたよりも減りました。
- 平澤 :
- ジャパンカップに関しては子供達に、日本で一番大きなスキー場である苗場で滑らせてあげたいと言うところに意味合いがあります。また、選手達のレベルも高いですし、主催3大会の中で最後の大会ですからウィスラー派遣の権利を掛けて苗場に来ている選手達もいますね。
- 帰山 :
- そうですね、この2〜3年、300名を切っていますので、参加人数に関しては原因等をヒヤリングしている最中です。色々な理由が有ると思いますが、出来るだけ参加しやすい環境に出来ればと考えています。
- 平澤 :
- 色々な原因が有ると思いますが、すぐに解決出来ることも有るでしょうし、時間をかけて行かなければならない部分もあるのは事実ですね。
- 帰山 :
- 協会としては子供達にたくさん参加してもらえる環境整備を引き続き続けて行かなければと考えています。ウィスラーは別として、先程平澤会長からも話がありましたが日本一のスキー場で子供達のイベントをこれだけ大きな規模で続けて行くということ自体に意味も有ると思っています。その為にもこれからも応援してくださる方々をもっと増やして行かなければならないと思っています。
- 帰山 :
- 東北のチャンピオンシップは3月の第1週もしくは、2月の最終週になると思います。そして次の週に北海道のドリームグランプリか苗場のジャパンカップ、日程的には3週連続の開催になるかもしれません。まだ正式に決定ではありませんが現状はそう考えています。
- 平澤 :
- 以前は一度3週連続で開催しましたが、その時はドリームグランプリの派遣はスウェーデンでしたよね。
- 帰山 :
- そうですね。来シーズンの開催日は出来きるだけ早くお知らせしたいと思っています。そして多くの選手たちに参加してもらえるようにスケジュールを組みたいと考えています。
- U-14・総合4連覇、U-16・総合3位という今回のウェイスラー派遣について
- 帰山 :
- 今回は経験を積んだメンバーが居たので意識的な部分は世界レベルでした。スタートラインが一律なところに来ているなと実感したのと、同行のコーチとのコミュニケーションも良かったと思います。やはり行けそうな選手は3年、4年とか6年、8年とか長期的なスパンで選手とコーチがしっかりと目標を作って狙い込んで行けばもっともっと強い選手が出てくると思いましたね。今回で16回目の派遣になりますが特に今回そう感じました。
- 平澤 :
- そうですね、確かに今回の長谷部選手、片桐選手、大越選手と経験者が多かったですし、またその3名が成績を出したので経験というのは重要ですよね。いつも中々成績が及ばなかった理由の技術的な改善点がこの子たちに関してはかなり改善が見られたと思いましたし、結果として成績も食らいついて行けたと、それが3種目に渡って出来ていたのでそういう意味では安心しました。
逆にウィスラーがU-14をインターナショナルで行っていた時から日本のU-14は強かった訳ですが、今ドロップアウトして多少インターナショナルの選手が減ったといえ断トツ勝っているのは変わりないのです。
ただ今年に関しては苦戦したかなという印象はあります。U-14に関してはまだまだ技術的な部分、世界との意識の差、技術の差、経験の差が根深いなと思います。日本チーム全体としては、今回はたまたま何度も接している選手たちなので、毎回毎回言っていましたし、他国の選手たちが教わっている事と、日本の選手が教わっている事の違いを説明するようにしています。特に長谷部選手、片桐選手に関しては話す機会が多いので一番話をしている二人が成績が良かったという事は、方向性として彼らも慣れてきたと感じました。
これからは僕らはもっと広く伝えるにはどうしていけばいいんだろう、という事を本気で考えなければいけないですし、日本としてこのカテゴリーから2人の選手がいなくなってコミュニケーションが取れていない選手たちになり、また振り出しに戻って、U-16の日本はダメだみたいな話にならないようにやるべき事はあるのかなと考えたりしています。
- 帰山 :
- 正直、来シーズンはU-16は厳しいと思っています。今回のように3回目、4回目という選手はいない訳ですから。ただ一つ何年かきちんと選手もコーチも目標みたいな物が共有できて、そうやってチームを作った訳ではないですけどそうゆう動きができれば間違いなく成績はきちんと残せるなとすごく実感しましたね。
- 平澤 :
- 今回一番喜んでいたのはU-16のこの子達でしたよね。今まで日本のU-16は通用しないと言われてきて通用したので。もともと自信を付けさせたい、世界で通用するという事を気づかせる。やはりキーワードは継続ですよね。U-14に関しては本当は勝っても勝てなくても本当は気にしなくて良い年代なんですよ。今回連れて行った子供達は楽しかっただろうし、他の国の子供たちと色々な話も出来ただろし協会としては選手たちが良い経験が出来ればそれで良かったと思っていますよ。
- 帰山 :
- 長谷部選手も片桐選手も大越選手もそうですが、最初は世界なんて判らないで来ていてただ凄い!と。でも世界で勝ちたいと4年間使って来たのが彼らですよね。
- 平澤 :
- U-14はキッカケになればいいと考えます。
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